徳島市消防局は、外国人観光客の増加などに備え、5月1日から119番通報の多言語通訳を始める。英語と中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語に24時間対応する。県内での導入は初めて。

 日本語を十分話せない外国人から119番があれば、NTTタウンページ(東京)の通訳コールセンターと回線をつなぎ、3者間で通話する。

 救急現場でも、救急隊員らが携帯電話でセンターと連絡を取って患者の状態を把握する。5カ国語以外の言語もセンターが可能な限り対応する。

 市消防局によると、昨年1年間に外国人からかかってきた119番は7件あり、外国人の搬送は33件だった。

 消防局は2017年6月から、救急搬送時に翻訳アプリを使っている。ただ、通報に関しては外国語対応をしておらず、消防局員が片言の日本語でやりとりしている。東京五輪開催を来年に控え、増加が見込まれる外国人旅行者に対応するため、多言語通訳を導入することにした。事業費は約20万円。

 市消防局は「いざというときに安心してもらえるよう、しっかりと取り組みたい」としている。