徳島県警捜査2課と徳島板野署は23日、詐欺未遂の疑いで、いずれも自称大阪市阿倍野区、無職の男(23)を現行犯逮捕した。容疑者は特殊詐欺グループの受け子役とみられる。逮捕容疑は、22日に氏名不詳者らと共謀し、民事裁判を取り下げるための弁済供託金名目で、板野郡の50代女性から現金450万円をだまし取ろうとしたとしている。

 署によると、女性は9日、「最終通達書」と書かれた封書を受け取り、記載された電話番号に連絡。弁護士を名乗る男に「訴訟を起こされており、供託金が必要」などと言われ、19日までに現金計1千万円を宅配便などで関東の3カ所に送った。22日にも450万円の送金を求められていた。

 石川県警が摘発した特殊詐欺事件の押収品から女性の被害が判明。徳島県警から連絡を受けた女性が「だまされたふり作戦」を実行し、22日、都内のアパートに空の小包を送付。受け取った容疑者を、待機していた捜査員が逮捕した。