徳島市津田本町4の私立保育園「光花保育園」で男児がけがをしたのに保育園が適切な対応をしなかったなどとして、男児と両親が慰謝料など約293万円の支払いを求めた訴訟の判決が24日、徳島地裁であった。川畑公美裁判長は請求を一部認め、保育園を運営する社会福祉法人金光福祉会に約114万円の支払いを命じた。

 判決によると、2016年5月、園庭で遊んでいた男児がつまずいて階段で顔を打ち、鼻の骨を折ったにもかかわらず、園は医療機関に連れて行かず、母親に連絡しなかった。17年3月には、男児が園庭の遊具から落ちて切り株で顎を打ったのに、園庭にいた保育士は男児の遊ぶ様子を確認していなかった。

 判決理由で「保育士は遊具付近で遊ぶ男児の動向に気付かず、危険な行為に及んでいる男児を制止するなどしなかった」などとして園の安全配慮義務違反を認めた。一方で「後遺障害が残ったとまでは認められない」などとした。

 判決を受け、保育園は「真摯に結果を受け止めて対応策を考えていく」としている。