鈴江真史医師

 新天皇即位に伴い4月27日~5月6日に異例の10連休となるゴールデンウイーク(GW)。子どものいる家庭では、連休中に子どもが体調を崩したとき救急外来へ連れて行くべきか様子を見るべきか迷うこともあるだろう。徳島市民病院小児科の鈴江真史主任医長に受診の目安、連休前に確認しておきたいことなどについて聞いた。

 連休前にできる対策として、鈴江医師は「定期的に使う薬がある人は連休中になくならないか確認すること、ぜんそくなどの急に症状が出る病気がある場合は発作時に使う薬も準備しておくこと」を挙げる。薬の残量が少ないときは連休前に受診して処方してもらうほか、急な症状への対処法も聞いておきたい。また旅行や帰省で県外に行く際には事前に行き先の救急外来を受け付けている病院などを調べておくと、いざというときに慌てなくて済む。

 今回のGWでは市民病院を含めて期間中に数日開院する病院もあるが、それでも休診日が3日以上続く場合や診療機能が一部制限される可能性がある。連休中に子どもが急に体調を崩したらどのような場合に受診すれば良いのだろうか。

 「熱が出たからといって慌てて受診しなければいけないわけではない」とし、様子を見ても良い例として▽しっかり水分を取れている▽睡眠が取れている▽機嫌が良い―などを挙げる。

 発熱の有無にかかわらず、ぐったりしている、顔色や機嫌が悪いなどの症状があるときはすぐに医療機関へ。▽37・5度以上の熱が3日以上続く▽生後3カ月以内の乳児の発熱▽咳などの症状が徐々にひどくなる―などの場合は日中に当番医や外来診療を行っている病院を受診する。万一けいれんなどの症状が出た際には「ためらわず救急車を呼んで」と言う。

 嘔吐する場合は「吐く回数や子どもの機嫌に加え、脱水症状がないかに注意してほしい」。尿がほとんど出ていなかったり尿の色が濃くなったりしていれば病院へ。咳をしていて▽咳き込んで何度も嘔吐する▽ゼーゼーという呼吸音がある▽1分間に60回以上呼吸する―などの症状がある場合にも早急に受診が必要だ。

 それでも子どもの体調が悪いときに病院へ行くか迷うこともあるだろう。鈴江医師は「受診するべきか迷ったら、悩まずとにかく徳島こども救急電話相談(♯8000)に電話相談を」と呼び掛ける。電話相談では看護師らから症状に応じた対処方法や医療機関の受診目安についてアドバイスを受けることができる。GW期間中は4月27日午後6時から5月7日午前8時まで相談を受け付けている。

 GW期間中の病院ごとの診療日は、県のホームページの「医療とくしま」のコーナーに掲載されている。