本えびすを迎えた徳島市通町2の事代主神社は10日、朝から商売繁盛や家内安全を願う人でにぎわった。
訪れた家族連れらは雅楽の音色が響く境内で手を合わせ、真剣な表情で祈願した。社務所には福俵や小判の飾り物が付いた福ザサのほか、縁起物の熊手やだるま、招き猫などが並び、多くの人が次々と個人や会社用に買い求めていた。
勤め先に頼まれて4本の福ザサを買った上板町神宅の会社員中尾恵子さん(55)は「昨年は大きなトラブルもなく過ごせた。きっと福ザサの御利益だと思うので、今年も期待したい」と話した。
同神社は、10日夜までに約8万人の人出を見込んでいる。