激戦を制して初当選した飯泉氏(中央)=2003年5月18日、徳島市昭和町1の選挙事務所

 知事に絡む話題が上位に入った。大田正知事に対する不信任動議の可決が4位で、可決後に行われた知事選での飯泉嘉門氏の当選が1位となった。

 非保守系の知事だった大田氏は、県議会の与党が少数だったため、野党だった自民党系会派と激しく対立。2003年3月、野党3会派は「県政に混乱を招いた」として不信任決議案を提案し、賛成多数で可決された。

 大田氏は議会を解散せず失職し、5月に知事選が行われた。知事選は通常選挙の01年、汚職事件で逮捕された知事の辞職に伴う02年に続いて3年連続となった。

 再出馬した大田氏をはじめ、総務省出身で前県部長の飯泉氏ら計3人が立候補。飯泉氏は自民と公明の支援を受けて猛烈に追い上げ、20万6221票を獲得して大田氏に8489票差で競り勝った。わずか1年で保守県政に戻り、42歳だった飯泉氏は全国最年少知事となった。

 2位は「ねんりんピック開催」。10月18日から4日間、シルバー世代の祭典が開かれた。22種目のスポーツ・文化交流大会に全国各地から60歳以上の選手団約8300人が参加。各会場では交流の輪が広がり、延べ約1万5000人の県民がボランティアやサポーターとして大会を支えた。

 3位に入ったのは「姫野組、岡田組が経営破たん」だった。県内建設業界1、2位の両社が相次いで民事再生法の適用を申請し、業界を超えて衝撃が広がった。

 11月にあった衆院選では、徳島1区は仙谷由人氏(民主)、2区は山口俊一氏(自民)、3区は後藤田正純氏(自民)が当選した。四国比例の県関係では自民2人、民主1人が当選した。

 第75回選抜高校野球大会に、徳島商と鳴門工がダブル出場した。徳島県から2校が出場したのは1985年の徳島商、池田以来18年ぶり2度目。初戦は両校そろって勝利を収め、徳島商は38年ぶりのベスト4進出を果たした。

 市町村合併の動きが加速した。各地で合併に向けた法定協議会が発足し、麻植郡4町村議会は合併する吉野川市の設置議案を可決した。事実上、翌2004年10月の市誕生が決まった。

●平成15年(2003年)
 <1>新知事に飯泉嘉門氏(5月)
 <2>ねんりんピック開催(10月)
 <3>姫野組、岡田組が経営破たん(6月)
 <4>大田正知事の不信任動議を可決(3月)
 <5>衆院選で自民4人、民主2人当選(11月)
 <6>徳島商と鳴門工、ダブル出場(3月)
 <7>町村合併の動き加速(12月)
 <8>上田利治氏、野球殿堂入り(1月)
 <9>台風10号直撃で記録的豪雨(8月)
 <10>県内舞台に映画制作(11月)