100歳を迎え、大勢の人たちに祝福されるお鯉さん(中央)=2007年4月27日、徳島市の阿波観光ホテル

 文化・スポーツ関係が目立った。1位は、阿波よしこのの名手として知られたお鯉さん=本名・多田小餘綾(こゆるぎ)=が100歳になった話題だった。2位は国民文化祭の開幕、3位には映画「眉山」の公開が入った。

 お鯉さんは4月27日、100歳の誕生日を迎えた。7歳から三味線を始め、新町小学校を卒業後、芸の道に進んだ。人気芸者となって名をはせ、歌手としても活躍した。全国に阿波よしこのと阿波踊りの魅力を伝えてきた。

 前年の2006年10月には県から県民栄誉賞が贈呈され、100歳の誕生日には、徳島市から名誉市民の称号が贈られた。

 国民文化祭・とくしま2007(おどる国文祭)は10月27日、開幕した。「阿波の国 文化ふれあう ゆめ・ひと・みらい」をテーマに9日間、音楽や美術、伝統芸能など多彩な分野の事業が催された。

 県内全24市町村でイベントが繰り広げられ、県内外から約3万人が出演。来場した延べ約76万人を楽しませた。阿波文化を全国に発信するとともに、阿波人形浄瑠璃など、伝統芸能の裾野を広げた。

 徳島を舞台にして親子や男女の愛を描いた映画「眉山」は5月、全国の東宝系映画館で公開された。県内では徳島ホール(徳島市)と北島シネマサンシャイン(北島町)の2館で14週間上映され、約7万7千人を動員した。

 スポーツ関係では、阿南市桑野町に建設された県営野球場「アグリあなんスタジアム」のオープンが6位だった。四国アイランドリーグ(IL)への九州2球団の参入が8位、男子バスケットボールの北京五輪予選を兼ねたアジア選手権大会の徳島市内での開催が10位に入った。

 7月の参院選では徳島選挙区(改選数1)で、民主新人の中谷智司氏が自民前職を大差で破り、初当選した。同選挙区で民主系候補が勝ったのは初めて、非自民系では1998年の無所属新人以来9年ぶりとなった。

 10月1日現在の県推計人口が79万9981人となり、1975年9月1日以来、32年ぶりに80万人の大台を割り込んだ。自然減、社会減が続き、人口減少時代の到来を印象づけた。
 
●平成19年(2000年)
 <1>お鯉さんが100歳(4月)
 <2>国民文化祭が開幕(10月)
 <3>映画 「眉山」 が公開(5月)
 <4>飯泉嘉門氏が再選(4月)
 <5>参院選で民主新人が圧勝(7月)
 <6>アグリあなんオープン(5月)
 <7>県人口が80万人割る(10月)
 <8>四国ILに九州も参入(10月)
 <9>核処分場応募を撤回(4月)
 <10>徳島市でバスケ五輪予選(7月)