テープカットで開店を祝う「ゆめタウン徳島」の関係者ら=2011年11月24日、藍住町奥野の同店

 1位になったのは、県内最大の売り場面積を誇る商業施設「ゆめタウン徳島」の開業だった。中堅スーパー「イズミ」(広島市)が藍住町奥野に建設し、11月にオープンした。

 敷地面積約8万1千平方メートル、売り場面積は約4万平方メートルで、3100台分の駐車場を備えた。食品、衣料、雑貨、飲食など163の専門店が入った。うち半分以上が徳島初登場となり、初日から大勢の買い物客でにぎわった。

 そごう徳島店やフジグラン北島を大きく上回る「巨艦店」の誕生は、県民の関心を集め、県内の商業地図を大きく塗り替えた。

 2位は、東日本大震災の発生に伴って発令された県内初の大津波警報が入った。

 3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とする巨大地震が発生し、東日本に甚大な津波被害をもたらした。徳島県内には同4時8分、初の大津波警報が発表され、美波町西由岐の検潮所で同4時37分に1メートルの第1波、同8時27分に1・1メートルの最大波を観測した。県南沿岸部を中心に、ワカメ養殖施設やいけすが流されたり、漁船が転覆したりする被害が出た。

 大震災の発生で延期していた「とくしまマラソン」が11月、「東日本大震災復興支援チャリティ」として吉野川沿いを走る日本陸連公認コースで開かれた。ランナーは被災地復興を願う応援メッセージをゼッケンに書き込み、晩秋の阿波路を駆け抜けた。

 3位は吉野川遊園地(吉野川市鴨島町)の閉園だった。県内初の本格的な遊園地として親しまれたが、8月31日、営業を終えた。

 前身の江川遊園地は1931年に開園。69年に本格的な遊具を備えて新装オープンし、42年間で約500万人の来園者があった。市は麻植協同病院の移転地として、病院を経営するJA徳島厚生連に無償貸与した。

 プロスポーツの活躍も目立った。サッカーJ2の徳島ヴォルティスはシーズン最後までJ1への昇格争いを繰り広げた。終盤の2連敗が響き、昇格には一歩及ばなかったものの、サポーターらの期待感が高まった。

 四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスは前期、チーム創設7年目で初の優勝を果たした。年間総合優勝を懸けたチャンピオンシップも制し、リーグ総合優勝を成し遂げた。

●平成23年(2011年)
 <1>県内最大 「ゆめタウン」 開業(11月)
 <2>県内で初の大津波警報(3月)
 <3>吉野川遊園地が閉園(8月)
 <4>徳島ヴォルティスJ1逃す(12月)
 <5>おはようとくしま終了(3月)
 <6>震災復興願い5799人力走(11月)
 <7>飯泉知事が3選果たす(4月)
 <8>台風12号で県内死者3人(9月)
 <9>三木稔さんが死去(12月)
 <10>徳島ISが初優勝(6月)