初当選し喜ぶ福山氏(左から2人目)。自民党が県内全選挙区で勝利した=2012年12月16日、徳島市問屋町

 1位は「衆院選徳島全選挙区で自民勝利」。年末に衆院選が行われ、徳島県の3小選挙区全てで自民党候補が当選した。全国的にも自民党が圧勝し、2009年に民主党に奪われていた政権を取り戻した。

 県内で当選したのは、徳島1区が福山守氏、2区が山口俊一氏、3区が後藤田正純氏。自民が3選挙区全てで勝利するのは、小選挙区制が導入された1996年以降初めて。前回(2009年)の衆院選で、比例代表四国ブロックを含めて県内から3人当選した民主党の衆院議員が、いなくなった。

 2位は、徳島市の父子連続殺人事件で指名手配されていた小池俊一容疑者の死亡だった。「おい、小池!」の手配ポスターが全国的に注目を集め、思わぬ結末に衝撃が走った。

 事件は01年に発生。11年以上にわたって小池容疑者の行方が分からないままになっていたが、岡山市内で死亡していたことが分かった。雑居ビルの一室で04年ごろからパート従業員の女性と暮らしていた。死因は心臓疾患。県警は強盗殺人などの疑いで、容疑者死亡のまま徳島地検に書類送検した。

 新施設の完成も関心を集めた。徳島県が吉野川河口域で建設を進めていた阿波しらさぎ大橋が4月、開通した。四国の河川橋では最長の1291メートル。これにより徳島東環状線(徳島市川内町大松―八万町大野)の全線が暫定開通した。交通渋滞の緩和や地域活性化が期待されたものの、初日から渋滞が発生し、県は車線形状を変更するなどの対策を講じた。

 県民医療の中核を担う新しい県立中央病院(同市蔵本町)が10月、開院した。同病院を基地とするドクターヘリも運航を始めた。新病院は鉄筋コンクリート9階建てで延べ約3万7千平方メートル。病床数は460床。総事業費は206億円。

 徳島市立図書館は4月、徳島駅前のアミコビル5、6階に移転オープンした。床面積は3400平方メートルと旧図書館の3倍以上の広さ。5階が絵本や児童書中心のこども室、6階が8万冊をそろえる一般室で、図書の収蔵能力も従来の30万冊から50万冊になった。

 上勝町を舞台にした映画「人生、いろどり」が全国各地で上映されたほか、全国で初めて2度目の開催となる「第27回国民文化祭・とくしま2012」が開かれた。

●平成24年(2012年)
 <1>衆院選徳島全区で自民勝利(12月)
 <2>小池容疑者、岡山で病死(10月)
 <3>阿波しらさぎ大橋開通(4月)
 <4>とくしまマラソン9525人激走(4月)
 <5>「人生、いろどり」上映開始(9月)
 <6>国文祭開幕、多彩な催し(9月)
 <7>新県立中央病院が開院(10月)
 <8>警察手帳偽造で小松島署員逮捕(5月)
 <9>柔道で正木選手が「金」(9月)
 <10>徳島市の新図書館がアミコに開館(4月)