巣立ちの時を迎え、巣から飛び立つひな=2017年6月2日、鳴門市大麻町

 1位に選ばれたのは「コウノトリのひな誕生」だった。鳴門市大麻町のレンコン畑に居着くコウノトリの話題は、2015年に「営巣」が1位、16年に「初産卵」が3位で、3年連続でトップ3入り。新しい生命の誕生が関心を集めた。

 官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は3月22日、「21日までにひなが誕生したと推定した」と発表した。その後、4羽が確認され、親がひなを死なせる「間引き行動」を取って3羽に減ったものの、雄「蓮(れん)」と雌「あさ」は6月2日、雄「なる」は同8日に巣立ちした。

 2位は「イオンモール徳島全面開業」。流通大手イオン(千葉市)の大型ショッピングセンター「イオンモール徳島」(徳島市南末広町)が4月27日、グランドオープンした。

 県都初のシネマコンプレックス(複合型映画館)を備え、スウェーデンのカジュアル衣料品店「H&M」など徳島初出店の64店舗を含む151の専門店が営業を始めた。

 3位は痛ましい事故だった。8月25日午後5時ごろ、鳴門市内の徳島自動車道の路肩に停車していたマイクロバスに大型トラックが追突し、バスの車外にいた運転手の男性と車内にいた女子高校生が死亡した。車内にいた他の高校生ら14人も重軽傷を負った。

 トラック運転手の男が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で起訴され、公判では、居眠り状態に陥りバスに追突したとする起訴内容を認めた。

 このほか、スポーツ関係が目立った。三好市などの吉野川上流で10月、日本で初めてラフティング世界選手権が開かれた。世界各地の22カ国から71チームが参加。日本代表としてオープン女子に出場した地元の「ザ・リバーフェイス」は6人乗りで初の総合優勝を果たし、県民栄誉賞が贈られた。

 地元の中高生らでつくるユース男女の「TRAKT(トラクト)」も種目別でメダルを獲得した。期間中、1万6千人が観戦に訪れ、大きな盛り上がりを見せた。

 女子ゴルフでは、東みよし町出身の鈴木愛選手が初の賞金女王に輝いた。県出身選手では初めてで、日本勢では4年ぶりだった。

 野球独立リーグでは、徳島インディゴソックスがグランドチャンピオンシップで信濃グランセローズを下し、3年ぶり2度目の日本一に輝いた。

●平成29年(2017年)
 <1>鳴門市のコウノトリのひな誕生(3月)
 <2>イオンモール徳島全面開業(4月)
 <3>徳島自動車道で16人死傷事故(8月)
 <4>吉野川上流でラフティング世界選手権(10月)
 <5>鈴木愛が初のゴルフ賞金女王(11月)
 <6>徳島市の新ホール、駅西に決定(5月)
 <7>記念オケ業者を脱税で告発(5月)
 <8>県庁に消費者庁が新拠点開設(7月)
 <9>徳島インディゴソックスが3年ぶり日本一(10月)
 <10>三好署が専門学校生を誤認逮捕(9月)