定住者向けに分譲される宅地。坂本川の対岸には横瀬小学校が見える=勝浦町三渓

定住者向けに分譲される宅地。坂本川の対岸には横瀬小学校が見える=勝浦町三渓

 勝浦町は若者らの移住・定住促進に向け、町中心部の横瀬地区で宅地分譲を行う。4区画を用意し、27日~2月10日に申し込みを受け付ける。

 町が同町三渓の民間所有地を購入し、「横瀬前川団地」として整地した。1区画当たり約242平方メートルで、譲渡価格は387万円前後を予定。住宅を建てる際は、上限100万円の補助制度も設けている。

 町道立川線と横瀬小学校線沿いにあり、町役場から約2キロに位置。坂本川のほぼ対岸には横瀬小、みかん保育園があるなど、子育て世代にとっても良好な環境となっている。

 購入条件は、2年以内に入居できる既婚者または結婚を予定している人。応募者多数の場合、2月21日に抽選を行う。事業費は2129万円。2015年10月策定の「町版地方創生総合戦略」に盛り込んでいた。

 町建設課の柳澤裕之課長は「徳島市や小松島市に流出していた若者に定住してもらい、人口増につなげたい」と話している。問い合わせは同課<電0885(42)1506>。