バスケットボールの第69回徳島県中学校選手権最終日は30日、北島町のサンフラワードーム北島で男女の準決勝と決勝が行われた。女子決勝は津田が74ー56で羽ノ浦に快勝し、初の栄冠を手にした。男子決勝は石井が54ー50で国府に競り勝ち、3年連続10度目の優勝を果たした。

女子決勝 一丸で平成締める 津田

女子決勝・津田対羽ノ浦 第3クオーター、津田の井上(左)がシュートを決め53―40とする=サンフラワードーム北島

 津田が第3クオーターで24ー9と猛チャージし、一気に突き放した。長身の石井を軸に攻守ともリバウンドで優位に試合を運び、井上が敵陣内に走り込んで次々と速攻を決めた。羽ノ浦も終盤、マンツーマンで積極的に仕掛けたが及ばなかった。

 「平成最後の大会を優勝で終わりたいね、とチームで話していた。実現できてうれしい」。女王の座に就いた津田の井上主将は優勝旗を手に笑顔を輝かせた。

 決勝の相手は練習試合で対戦したことがある羽ノ浦。その速さと3点シュートを警戒していた。「打たせないよう全員でマークに気を付け、リバウンドもしっかり意識した」とガードの小原。粘り強い守備で長身の石井らがこぼれ球に食らいつき、井上のカウンター攻撃などにつなげた。

 上級生が少なかったため3年生の多くは1年生の時から試合に出場し、苦しいゲームを経験してきた。「その分、一人一人の責任感は強いと思う」と高橋ヘッドコーチ。競り合う展開の中で最後まで途切れなかった集中力に、選手たちの勝ち気さがのぞいた。

 夏の全国総体出場という目標に向け、いい弾みが付いた。「速攻や守備力に磨きを掛けて備えたい」と井上主将。新たな令和の時代も自分たちが先頭で走る決意を新たにした。

 

男子決勝 粘り発揮し逆転 石井

男子決勝・石井対国府 第3クオーター、果敢に攻め込む石井の野田(中)

 石井は同点で迎えた最終クオーターに地力を発揮した。野田がマークをかいくぐりドライブを決めると、青木も3点シュートでけん引。パスカットからの速攻も光った。国府はインサイドの攻めを軸に、一時は優勢に立ったものの最後に力尽きた。

 男子決勝で石井に流れを引き寄せたのは157センチの小兵、野田だった。一時は28ー38と水をあけられた第3クオーター。苦しい状況だったが「1対1の場面で粘り強く戦えばまだいける」。切れ味鋭い自慢のドライブで積極的に仕掛けて得点を重ね、チームは息を吹き返した。

 絶対的なエースはいないが、野田をはじめ総合力で勝ち抜いてきた。「この優勝は大きな自信になる」と青木主将。全員守備、全員攻撃をさらに磨き、夏の県総体も頂点を目指す。

大会終了後、参加選手で「令和」の人文字をつくった