枝から稲穂のように垂れ下がる竹の花=阿波市阿波町四歩一

 阿波市阿波町四歩一の農業秋山寿子さん(68)の自宅庭で、5本の竹が花を咲かせている。竹の開花は珍しく、秋山さんは「感動した。めでたい」と喜んでいる。

 竹は高さ1・2~2・2メートル。イネ科の植物のため花は稲穂に似ており、枝から1センチほどの細長い形をした白い花が垂れ下がっている。2011年3月に香川県の盆栽業者から苗木を買って庭に植えていたところ、昨年11月につぼみが膨らみ、1月から咲き始めた。

 県立博物館の茨木靖学芸員によると、開花したのはマダケの変種「オウゴンチク」とみられる。茎が黄色になるのが特徴で、開花すると地下茎を残して枯れる。

 茨木学芸員は、120年に1度とされる竹の開花について「中国の十干十二支の考えに基づくもので、実際は言い伝え通りでないものの、珍しい現象」と話している。

 県内では最近、小松島市の竹林で中国原種の「ハチク」とみられる竹の花が咲いているのが見つかった。