大きな鏡餅を抱えて歩いた距離を競う恒例の力餅大会が15日、上板町神宅の大山寺であり、町内外から86人が出場した。餅を載せる三方と合わせ146キロを持つ男性の部は、鳴門市撫養町岡崎の会社員段洋司さん(40)が11連覇を果たした。
男女別など5部門で競った。抱えた途端に重くて落としてしまい泣き出す幼児や、雄たけびを上げながら一歩一歩力強く進む男性らに、約800人の観客から大きな声援や拍手が送られた。
段さんは、昨年出した自己ベストを3・6メートル上回る60・3メートルを歩き、「記録が更新できて最高の気分。コンディションを保つのは大変だが、来年も新記録を狙いたい」と笑顔で話した。