徳島県つるぎ町出身のロックシンガー ビリーさんが主演とプロデュースを務めたアクション映画「BUGS(バグズ)」が25、26の両日、東京や愛知各都県などでの巡回上映に先駆けて徳島市のイオンシネマ徳島で上映される。PRのため徳島新聞社を訪れたビリーさんに、制作のきっかけや映画の見どころなどについて聞いた。

映画「BUGS」の主演とプロデュースを務めたビリーさん

 映画は、巨額の宝石を巡り個性豊かな面々が繰り広げる争奪戦を描いている。「トラック野郎」シリーズの助監督や「修羅がゆく」の脚本を担当した井上眞介さんが監督を務め、俳優小沢仁志さんやタレント猫ひろしさんらが出演している。

 上映会は25日が午後7時、26日が午後1時から。25日は終了後にビリーさんや井上監督らの舞台あいさつがある。入場券は25日が2500円、26日が1800円。チケットぴあや公式ウェブサイトで販売している。

 ー映画制作のきっかけは。

 東日本大震災などの災害や身近な人たちの死を相次いで経験し「人生、いつ何が起こるか分からない」と改めて思ったことが始まりです。「もし自分が亡くなっても、この世に残り続ける作品を作りたい」という強い思いが湧き上がり、映画制作に挑戦しました。

 ー音楽ではなく映画を選んだ理由は。

 付き人を務めていた内田裕也さんに強い影響を受けたからです。ロックシンガーとしても、役者としても世間にインパクトを残した裕也さんのように、僕も音楽だけでなく映画でも後世に残る作品を作りたいと思いました。

 ー今作では、主演だけでなくプロデューサーも務めている。

 監督と話し合ってタイトルや配役を決定したり、デザイナーの方と映画のポスターなどのデザインを決めたりすることから、小道具の制作や衣装の洗濯まで、自分が中心になって何でもやりました。主役ですが、裏方としても映画を支えています。

 ー出演者は個性的な面々ばかりだ。

 予算を抑えるために俳優の知り合いやミュージシャン仲間に声を掛けたり、オーディションを開催して出演者を募ったりしました。そのかいあって個性的で毒のある出演者がたくさん集まって、ダークでありながら人情味もあるという独特の世界観を表現できたと思います。

 ー映画の見どころは。

 個性的な出演者を井上監督がうまくまとめて面白い作品に仕上げてくれました。芝居なんてしたことがないミュージシャンの、勢いと熱量を感じる演技を楽しんでほしいです。

 ー撮影の裏話があれば。

 撮影中に監督がストーリーを突然変えることがよくありました。「こっちの方が面白いからこうしよう」と、現場の空気を読みながら、覚えた台本と全く違う方向に進むこともありました。予想しないことがよく起きるライブのようで楽しめました。

 ー読者にメッセージを。

 喜怒哀楽、全ての感情を揺さぶり、あっという間に見終わってしまうジェットコースターのような作品です。ぜひ映画館の大きなスクリーンで楽しんでいただきたいと思います。