固定価格買い取り制度(FIT)の期間を終了した家庭用太陽光発電の余剰電力に関し、石油元売り最大手のJXTGエネルギー(東京)は9日、四国で1キロワット時当たり10円で買い取ると発表した。四国全域を対象にした買い取り単価としては、現時点で最も高い設定となる。

 JXTGエネルギーによると、契約期間が順次終了し始める11月1日から買い取りを開始。1キロワット時当たりの単価は同日から2021年3月末までが10円で、同年4月以降はあらためて決める。7月から申し込みを受け付ける予定。

 四国だけでなく、中部、北陸、関西、中国の各電力会社のエリアでも、同じ条件で買い取りを始める。

 同社は電気事業にも参入しており、全国に大規模太陽光発電所17カ所(計4・1万キロワット)や風力発電2カ所(計0・3万キロワット)を展開するなどし、企業や家庭、電力会社への電力の販売を行っている。

 FIT満了を見据えて、電力、新電力各社などが相次いで余剰電力の買い取りプランを打ち出している。

 四国では、四国電力が4月、1キロワット時当たり7円を基本単価とするプランを発表。余剰電力の一部を自社で預かり、その分を電気使用量から差し引く割引サービスなども設定する。新電力では、JXTGエネルギーに先駆けて石油元売り大手の昭和シェル石油(東京)も8・5円での買い取りを発表するなど、顧客の選択肢が増えつつある。