パリコレデビューを目指す平田かのんさん=大阪市中央区

スマートな体形を生かしポーズを決める平田さん

 美馬市出身の現役高校生モデル、平田かのんさん(16)=大阪府在住=が、TBS系のテレビ番組「林先生の初耳学」の人気企画「アンミカ先生が教えるパリコレ学2」でパリ・コレクションへのデビューを目指して奮闘している。モデルという職業への思いを聞いた。

 涼やかなまなざしとスマートな体形を武器に、スタイリッシュな服装を着こなす。活動を始めてわずか数カ月とはいえ、平田さんの凛としたたたずまいはモデルとしての天分を予感させる。

 全国から集まった応募者は500人を超える。その中から、番組オーディションを突破したのはわずか8人。彼女らは、人気モデルのアンミカさんらの指導の下でパリコレデビューを目指す。平田さんはそんな険しい道のりに挑んでいる。

 モデルという職業を意識し始めたのは中学3年の頃。具体的な将来設計をする友人に感化されて「自分はどう生きていくべきか」を考えた際、自分のスタイルが役に立つと気付いた。

 昨年の「初耳学」でパリコレ企画を見た時「もし次があれば私も挑戦したい」と考えるように。そんな中、今年1月に大阪の心斎橋で買い物中にスカウトされ、事務所への所属が決まった。そしてついに「パリコレ学2」のオーディションを通過し、出演が決まった。

 「全てがトントン拍子で進み過ぎて逆に不安になるほど。でも、それだけモデルという職業が合っているのだと思う。自分を信じるだけ」と夢へ向かって突き進む。

 平田さんの活躍は何も持って生まれたスタイルや偶然によるものではない。小学校を卒業するまで徳島で過ごし、1年の頃からクラシックバレエで所作や舞台に立つ心構えを学んだ。中学時代にはマーチングバンド部の部員として全国大会にも出場。モデルを意識する前から人前に立ち、表現を通して観客に自分の姿をアピールする経験を重ねてきた。

 それでも、モデルとしてはまだ駆け出しと思っている。「ウオーキングや姿勢など、技術や経験は先輩方に全然及ばない」と冷静だ。その差を少しでも埋めようと、放課後や休日には公園で練習し、普段の生活でも常に身のこなしに気を配っている。

 最大の成長のチャンスは、やはり番組収録の場で受ける指導だ。4月28日に放送されたファッション審査では、自分を一番きれいに見せられるコーディネートに悩んだ。少し遊び心も取り入れたが、その日の評価は「不合格」。それでも「真剣に考え、挑戦できた点は良かった。いただいた意見をしっかり自分のものにしたい」と前向きだ。

 モデルとしてのモットーは、常に楽しむこと。そして、技術は未熟だとしても「自分を見てほしい」という強い気持ちで臨むこと。最高の自分を表現するために「自分自身の可能性を信じることが大切だ」と話す。

 現在は、収録のたびに上京し、番組に参加しながら夢の実現へ照準を合わす。「本当の競争はこれから。必ずパリに行くという強い気持ちで挑みたい」と力を込めた。

 テレビ番組「林先生の初耳学」は、毎週日曜日午後10時からTBS系で放送中。