藍色に染めたハンカチを見せ合う児童=徳島市のアスティとくしま

 子どもが仮想の町の住人になり、さまざまな職業を体験するイベント「キッズタウンとくしま」(徳島新聞社主催、特別協賛=徳島銀行)が11日、徳島市のアスティとくしまで始まり、県内の小学生約600人が働く楽しさや社会の仕組みに理解を深めた。

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 県警や徳島銀行、トヨタカローラ徳島、県看護協会など、39の企業・団体がブースを設け、児童はスタッフの説明を熱心に聞いて仕事を疑似体験した。

 洋菓子店「イルローザ」のブースでは、ロールケーキの飾り付けに挑戦。メロンやオレンジなど7種類のフルーツをバランスよく盛り付けた。徳島市の千松小5年村田琴音さん(10)は「パティシエの仕事に興味が湧いた」と笑顔だった。

 藍染のブースでは、職人の説明を受けながら白いハンカチを染液に漬け、水で洗った。濃淡が鮮やかに浮かび上がると児童は歓声を上げた。小松島市の新開小4年岡田典丈君(9)は「きれいな藍色に染まって面白かった。大切に使いたい」と話した。

 大工の仕事を知るコーナーも人気。のこぎりで木材を切って部材を作ったり、用意された部材で小さな家を造ったりした。張翔太君(9)と中村優月君(9)=いずれも津田小4年=は「木を組み上げるのが楽しかった」と喜んだ。

 職業体験を終えた参加者には、会場内で菓子や文具などが買える仮想通貨が給料として支払われた。徳島銀行のブースで体験した児童は、給料の支払いに必要な金を他のブースに届けたり、通帳からの引き出しに応じたりした。

 12日も同じ内容で午前10時から午後4時まで開かれる。