角田光代さん(撮影・垂見健吾)

吉村萬壱さん

玄月さん

 全国公募の掌編小説コンクール「第2回徳島新聞 阿波しらさぎ文学賞」(徳島文学協会、徳島新聞社主催)の授賞式が9月8日、徳島市の新聞放送会館で行われる。記念行事として行われる文学トークのゲストには直木賞作家の角田光代さんら3人を招く。

 阿波しらさぎ文学賞では、徳島をテーマにした掌編小説を6月10日まで募集。徳島文学協会による1次選考を経て8月に吉村萬壱さんを選考委員長に最終審査が行われ、大賞の阿波しらさぎ文学賞、徳島出身者および徳島在住者から選ぶ徳島新聞賞、25歳以下から選ぶ徳島文学協会賞が決まる。

 授賞式の後、受賞者3人と、角田さん、吉村さん、芥川賞作家の玄月さんが受賞作について意見を交わす。

 角田さんは1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年「対岸の彼女」で直木賞。現代の日本文学をけん引する最も有名な小説家の一人で、現在は「源氏物語」の現代語訳を執筆中だ。

 吉村さんは1961年松山市生まれ。2003年「ハリガネムシ」で芥川賞、16年「臣女」で島清恋愛文学賞。父親が小松島市出身で、小学生の頃は夏休みのたびに徳島へ帰省していた。昨年の阿波しらさぎ文学賞でも最終選考委員長を務めた。

 玄月さんは1965年大阪市生まれ。2000年「蔭の棲みか」で芥川賞。大阪で文学バー「リズール」を経営している。