「野球のまち」を掲げる阿南市は12日、市内での試合の記録やアナウンスを担う放送記録員を養成する講習会を同市桑野町のJAアグリあなんスタジアムで開いた。
市内外から22人が参加。徳島インディゴソックスの米本元子マネジャー、甲子園球場でアナウンスを担当していた神戸市在住の姫野和美さんらが、正しく記録を付けるこつや、選手名を読み上げる際のイントネーションなどを指導した。試合を見ながらの実践も行った。
息子2人が少年野球チームに所属する同市羽ノ浦町宮倉の無職井出亜紀さん(31)は「聞き取りやすいアナウンスの仕方がよく分かった」と話した。
講習会は市が2010年から毎年実施。受講者にはボランティアとして市の事業への協力を呼び掛けている。