徳島県は12日、マダニが媒介するウイルス性感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を県内の70代男性が発症したと発表した。県内では今年3人目。3月から毎月1人の発症が確認されており、県は「異例の頻度」として感染予防策の徹底を呼び掛けている。

 県感染症・疾病対策室によると、男性は発熱や下痢などの症状があり、5月上旬に県内の医療機関を受診。数日前に庭の草むしりや登山をしており、右足にマダニにかまれたとみられる傷跡が見つかった。

 12日に医療機関から徳島保健所に検査依頼があり、県立保健製薬環境センターが感染を確認した。男性は入院して治療を受けており、命に別状はない。

 県は同日、市町村などの関係機関にメールで事例報告して注意喚起。「気温が上がってマダニの活動が活発化しているので、草むらや山に入る際は肌の露出を避けてほしい」としている。

 全国では今年に入って13人(4月28日時点)の感染が報告されている。