2016年に徳島県警が認知した刑法犯事件は戦後最少の3953件(暫定値、前年比590件減)だった。減少は13年連続で、初めて4千件を下回った。県警は「防犯カメラ設置が進んだことや、県民の防犯意識の向上が犯罪抑止につながった」と分析している。

 刑事企画課によると、最も多かったのは窃盗犯の2777件(338件減)で、全体の70%を占めた。減少が目立ったのは車上狙い153件(108件減)と自転車盗800件(77件減)だった。

 殺人や放火、強姦などの重要犯罪は、16年3月14日未明に徳島市仲之町3の市道で男が20代女性に催涙スプレーのようなものを吹き付けて手提げバッグを奪った強盗事件など42件(3件減)。詐欺は186件(38件減)だった。

 一方、検挙件数は2010件(364件減)で、検挙率は50・8%。15年から1・5ポイント下がったものの、15年に16年ぶりに回復した50%台は維持した。

 侵入盗、引ったくりなどの重要窃盗犯の検挙率は、15年に全国1位となった97・2%から92・8%に下がり、全国2位だった。