この人、前々から相当に酒癖が悪かったようである。2015年には飲酒後、口論になった一般人の手にかみつき、問題となっている。その際、断酒を宣言し、飲んだら議員を辞職する意向を示していた

 断酒の決意も、わずか数年で雲散霧消したらしい。北方領土へのビザなし交流訪問団に参加し、「戦争による領土奪還」に言及、批判を浴びている丸山穂高衆院議員である

 訪問団によると、丸山議員は酒に酔い、宿舎で大塚小弥太団長に「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオッケーですか」「戦争をしないと、どうしようもなくないですか」などと絡んだ。大声で騒ぎ、禁止されている外出を強行しようともしたという

 ふざけるにもほどがある。信念とすれば、政治家の資格はない。89歳の元島民・大塚団長は「戦争なんて言葉は使いたくない」と返したそうだ。35歳の若造が戦争の何を知っている、と怒りに震えていたはずだ

 平和憲法を持ち出さずとも、戦争を仕掛けて領土を取り返そうなどという試みは、国際社会で通らない。そもそも、戦争になるような事態を招かないことが、政治家の最も大事な役割ではないか

 酒の誘惑にあっさりと負けてしまう意志薄弱、幼稚な議論を平気でふっかける不見識。およそ政治家には不向きな人である。速やかに国会から去るべきだ。