2016年度の鳴門市へのふるさと納税額が、13日時点で1億1684万円(3638件)となり、制度が始まった08年度以降、県内自治体で初めて1億円を突破した。15年度までは37品目だった寄付者への返礼品を、16年度には127品目に増やしたことなどが奏功した。

 市は本年度から返礼品の品目を増やしたほか、寄付金額に応じた返礼品のコースを「10万円以上」を最高とする4段階から、「30万以上」「50万以上」「70万以上」「100万円以上」を新たに設けて計8段階に充実させた。

 インターネットでの発信も強化し、ふるさと納税の専門サイト「ふるさとチョイス」に加え、楽天市場のふるさと納税サイトに返礼品を出品して寄付を呼び掛けたことも寄与した。

 返礼品ではイチゴやなると金時などの地場産品のほか、市内にあるリゾートホテルの宿泊券などが人気という。

 市は16年度のふるさと納税総額を1億4千万円と見込んでいる。08年度の納税額は約50万円、10年度は1228万円で、その後は200万~500万円台で推移していた。15年度は5066万円(3330件)だった。

 市戦略企画課は「全国の方に鳴門の特産品を味わってもらい、鳴門のファンになってほしい」としている。

 県内自治体の寄付額は、これまで15年度に吉野川市が受けた6843万円が年間最高額だった。同年度の県と県内全24市町村の総額は計2億5622万円で、全国の都道府県で最少だった。