国産木材の新ビジネスや市場開拓について意見交換したシンポジウム=東みよし町東部福祉センター

 四国4県の林業・木材団体の連携を図る「国産材NEWビジネス開拓シンポジウム」が21日、東みよし町昼間の町東部福祉センターで開かれた。各県の木材事業者や建築、行政関係者ら約70人が参加し、国産材の販路拡大に向けた技術協力や情報交換を進めていくことを確認した。

 東京大の安藤直人名誉教授(木質材料学、木質構造学)は基調講演で「国産材の円滑な流通と市場拡大のためには『県域』ではなく『圏域』という考え方が必要だ」と提唱。「素材ではなく、加工して付加価値を付けた商品として、販売・輸出する方法を模索するべきだ」と強調した。

 自然木の極薄シート製造販売のビッグウィル(東みよし町)や、大型木製パネル建材「CLT」の大規模生産に着手したサイプレス・スナダヤ(愛媛県)など、国産材による新商品開発や市場開拓に取り組む4事業者の事例発表もあった。

 意見交換では「良い商品や技術があることを、同業者や顧客に伝える努力が必要」「森林資源の広域データ化など、圏域で協力し合えることがあるはず」といった提案が出された。

 各県の林業担当部局が本年度に発足させた「四国4県連携木材新市場開拓協議会」が初めて開いた。