徳島中央署

 徳島新聞の20代の男性記者に、約9カ月間にわたって暴言を繰り返したとして、徳島県警は22日、男性警視(51)を本部長注意処分とした。警視は計13回、記者の人格を否定するような発言をしていた。

 県警の調査などによると、警視は徳島中央署の広報担当だった昨年5月ごろから今年1月ごろまでの間、取材で訪れた記者に「頭悪いんか。同じことを何回も聞くな」「もう記者やめたら」などと発言。怒鳴り声を上げたり、ファイルを机にたたき付けたりして、威嚇するような行動も取っていた。

 記者への聞き取りなどで徳島新聞が被害を把握。1月18日に編集局長名で本部長宛ての抗議文を出した。

 県警は警視本人を含む関係者から事情を聞くなどし、部下へのパワーハラスメントと同等程度の不適切な行為があったと認定。警察庁の指針などを参考に処分を決定した。

 県警監察課によると、警視は暴言を認めた上で「(記者に)苦しい思いをさせて申し訳ない」と反省しているという。平岡信吾監察課長は「警察幹部としてあるまじき行為。指導を徹底して再発防止に努める」とコメントした。

 本部長注意は、内部処分に当たる「監督上の措置」。ボーナスが減額されるほか、定期昇級も抑制される。