遠藤彰良市長

 徳島市の遠藤彰良市長は24日の定例記者会見で、昨夏の阿波踊り運営を巡って対立が続く阿波おどり振興協会の山田実理事長が、協力の条件として協会と市長との協議を求めていることに対し「(踊りを主催する)阿波おどり実行委員会が私に依頼するのであれば、応じる」と述べた。

 昨夏の踊りでは、市長が委員長を務めた当時の実行委員会が、振興協会の総踊りを中止にしたことで対立が激化。今夏の協力について市長の謝罪を条件の一つに挙げていた振興協会の山田理事長は、今月に入って「こだわらない」と態度を軟化させ、新たな条件として「市長と協会が協議する場を設けてほしい」と求めていた。

 この日の会見で市長は「実行委の頭越しに私が行動することはできない」と、これまで協議に応じないとしてきた理由を改めて説明。会見に臨席していた実行委事務局の市経済部幹部に対して報道陣が「市長に依頼することはあるのか」と質問すると、林博信経済部長は「実行委に諮らないとお答えできない」と話した。

 市長は「徳島のためにファンのために(振興協会には)協力をお願いしたい」と繰り返し、協会側が態度を軟化させていることに関しては「実感はしていない」と語った。