「避難所の歌」を披露する児童=阿南市の津乃峰小

 南海トラフ巨大地震の津波に備え、阿南市の津乃峰小学校3、5年生46人が、津乃峰地区の高台の避難場所を詞に盛り込んだ替え歌「避難所の歌」を作った。危険から逃れるために身を寄せる避難場所の名を旋律に乗せることで、地震発生時にすぐ思い出せるようにするのが狙い。津乃峰小の校内や地区の防災拠点である津乃峰総合センターで流し、周知している。

 歌は3番まであり、全体で3分1秒。1番は5年生、2番と3番は3年生が担当した。メロディーと一部の歌詞はフォークシンガー高石ともやさんの「街」を使用した。

 1番は橘湾に面する津乃峰地区の風景をイメージして歌詞を作り、2、3番は地元の寺社や防災公園など約10メートル以上の高台14カ所の名称を連ねた。

 昨年9月から授業の一環で作り始め、2月にあった地区の防災シンポジウムや、4月下旬に実施した保護者を交えての引き渡し訓練時に歌を披露した。

 5年の岡久明澄さん(11)は「津乃峰小の児童なら誰もが歌えるよう受け継いでいきたい。地域の人にも聞いてもらい、命を守ってほしい」と話した。

 津乃峰小は「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」(兵庫県など主催)で2017年度に最高賞のグランプリを受賞するなど、熱心な防災教育を行っている。

 <避難所の歌>

 ♪汽車の音 鳥の声 深い山の緑

  港の海のにおい 君とぼくの街

 ※この街が好きさ 君がいるから

  この街が好きさ 君のほほえみあるから

  両皇神社 えびすの丘 塩がま神社

  総合センター 諏訪神社 

  避難タワー 戎裏山

  ※くりかえし

  八大神社 防災公園 バスの車庫 津峯山

  古路神社 地蔵寺 長浜の避難所

  ※くりかえし