29日午前8時ごろ、徳島県三好市山城町粟山の林道で、西日本豪雨被害の復旧工事をしていた同市西祖谷山村後山、建設会社の男性社員(56)が、ショベルカーごと斜面に転落した。男性は胸を強く打つなどして三好市内の病院に運ばれ、約3時間半後に死亡が確認された。
三好署によると、男性は路面に崩れ落ちた土砂を取り除く作業を担当。ショベルカーは道路から25メートル下まで落ち、男性は途中で投げ出されていた。ショベルカーが転落しているのに気付いた同僚が119番した。署が事故原因を調べている。
現場は昨年7月の豪雨で土砂崩れが発生し男性が勤務する建設会社が12月から復旧工事を進めている。