勢いよく遡上するアユ

 徳島県内の主要河川で6月1日(勝浦川は同15日)にアユ漁が解禁されるのを前に、県は30日、4河川のアユの遡上状況(17日時点)を発表した。吉野川は遡上量が平年を大幅に下回り、勝浦川、那賀川も平年より少ないと報告された。県は渇水による水量の減少を要因に挙げている。吉野川では上流の漁協が河口での工事の影響を指摘している。海部川は水量、遡上量ともに平年並みとされた。

 県水産振興課はコイヘルペスウイルス病のまん延を防ぐため協力を呼び掛けている。具体的には、近年コイヘルペスが発生した吉野川、那賀川、打樋川の3水系で使ったおとりアユを他水系に持ち込まないことや、長靴や釣りざおの水洗い、乾燥を徹底するよう求めている。

 吉野川河口では、西日本高速道路が四国横断自動車道の架橋工事を進めている。同社は「遡上量への影響はない」としている。

 河川別の解禁期間と平均魚体は次の通り。
 【吉野川】6月1日~10月19日、11月11日~12月31日(三縄ダム上流の祖谷川は7月1日~12月31日)。7センチ。
 【勝浦川】6月15日~10月19日、11月11日~12月31日。8センチ。
 【那賀川】6月1日~10月19日、11月11日~12月31日(川口ダム上流は7月1日~12月31日)。12センチ。
 【海部川】6月1日~10月19日、12月1日~31日。13センチ。