クラウドファンディングについてパネル討論などが行われたシンポジウム=徳島大蔵本キャンパス

 徳島大は28日、徳島市の徳島大蔵本キャンパスで、インターネット上で資金を集める「クラウドファンディング(CF)」についてのシンポジウムを開き、約100人が仕組みや魅力などを学んだ。

 パネル討論では、月面探査を競う国際コンテストに参加している日本チーム「HAKUTO(ハクト)」を運営するispace(アイスペース、東京)の中村貴裕最高執行責任者(COO)や徳島新聞社の門田誠編集委員ら4人が登壇した。

 CFサイトを運営する徳島合同証券の泊健一社長は、自身の空手道場に通っていた選手が白血病を患った際、新聞報道などで支援の輪が広がり、治療費が集まった話を披露。「共感を得られると、幸せになれる人が増えることに気付いた」と、CFサイトを始めたきっかけになったことを説明した。

 学生と共にCFに挑戦した徳島大教養教育院の北岡和義講師は「資金が獲得できるだけではなく、自分のアイデアを実現させるという点で教育的な利点もある」と主張した。

 シンポジウムは、徳島大が一般社団法人大学支援機構を設立し、昨年11月にCFサイト「Otsucle(おつくる)」の運営を始めたのを記念して開かれた。