追い付かれてから本領を発揮した。ライバルを接戦で退けた徳島市立男子。早い時間帯に2点を連取したものの、追加点を奪えないまま同点にされ、一時は気落ちしたがハーフタイムに気持ちを入れ直した。

 「切り替えよう」「俺たちなら決められる」。ベンチに戻った選手の誰もが下を向かなかった。阿部主将は「前向きな言葉が飛び出したので、いけると思った」と振り返る。

 後半が始まると、持ち味の前からのプレスで相手の攻撃の芽を摘む。強引に攻めずにサイドを使って素早くボールを動かし、チャンスをうかがった。8分に勝ち越し点を決めた野口は「みんな落ち着いていた。こぼれ球を押し込むだけだった」と仲間に感謝する。

 昨冬の全国選手権に出場した選手が多く残る。しかし、選手権直後の新人大会では準々決勝で敗れた。それを機に徹底的に守備を鍛え、全員でボールを動かす戦術に磨きを掛けた。

 「飛び抜けた選手はいないが、まだまだ伸びる」と河野監督。成長を続ける選手たちは「全国総体では8強入りしたい」と貪欲に上を目指す。 

▽男子決勝(徳島市球技場)

徳島市立3ー2徳島北
    2-2
    1ー0

▽得点者[徳島市立]川人、土田、野口[徳島北]渡辺、前田