徳島インディゴソックス(左から)安井主将、牧野監督、駒井ヘッドコーチ=とくぎんトモニプラザ

 4日、前期優勝を果たした徳島インディゴソックス(IS)は徳島市のとくぎんトモニプラザで優勝報告会見を開いた。

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 会見には牧野塁監督と駒居鉄平ヘッドコーチ、安井勇輝主将が出席。牧野監督は「選手はよく頑張ってくれた。課題や宿題がいっぱい残ったが、優勝という最低限の目標をクリアすることはできた」とほっとした様子。安井主将は「一勝一勝の積み重ねがあっての優勝」とチームメートの思いを代弁した。

 牧野監督は前期Vの要因として投手陣の四球の少なさと野手陣の走塁を挙げ、「投手はストライクゾーンで勝負することをゲームの中で実践した」と評価。野手についても「盗塁やゴロでの一歩目の早さなど、意識付けが浸透してきた」と手応えを口にした。

 リーグ戦最終盤の3連敗で自力優勝を逃しただけに「大事な場面でいつも通り、もしくはいつも以上の力を発揮できる選手が上に行ける」と精神面の強化を掲げ「中断期間中の練習でチームを立て直し、後期の戦いに臨みたい」と力強く話した。

 先発投手陣が奮闘 機動力発揮 盗塁数1位

 徳島インディゴソックスが4期ぶりに優勝した要因にまず挙げられるのが先発陣の踏ん張りだろう。2年目のエース竹内がリーグトップタイの5勝をマークしたのを筆頭に新人の安丸が3勝、森が2勝、さらに2年目の河野も2勝を挙げるなど主力投手がきっちり試合をつくった。

 チーム防御率は2・63。昨年前期の4・40、後期の3・59から大きく改善した。「無駄な四球をなくす」との牧野監督の方針通り、与四球は101と4チームで最も少なかった。

 投手の踏ん張りに打線も応えた。チーム打率2割3分9厘はリーグ2位、134得点はリーグトップ。8試合で逆転勝ちを収めた。粘り強かった今季を象徴したのが、5月26日のホーム最終戦。終盤の八、九回に得点してサヨナラ勝ちした。全34試合で4連勝1回、3連勝2回と勝ち星を重ね、最終盤に3連敗したものの、それ以外は2連敗2回にとどめた。

 牧野監督が重要視していた機動力でも数字を残し、盗塁数65は2位香川の42を大きく上回った。22盗塁の平間をトップに岸が13、宇佐美、瀬口が6と続いた。ボールの見極めも良く、四球136はリーグ1位で三振197は最少。犠打も47と2位の高知を21上回った。

 半面、1点差負けが7試合、逆転負けも6試合を数えた。好機を確実にものにする勝負強さに欠けたことで優勝マジック1から3連敗し、自力優勝を逃した。重圧のかかる局面で力を発揮できるようメンタル面の強化も求められる。7月13日に始まる後期も接戦が予想される中、前期最終盤にに味わった「1勝の重み」をチームの成長につなげたい。

3チーム監督の話

 高知・駒田監督 徳島は前期シーズンを通して投打のバランスが良く、特にここ一番での勝負強さが光った。最後に力を発揮できず、悔しい思いをしたので後期は必ず巻き返せるよう頑張る。

 香川・西田監督 徳島の竹内投手と岸・平間両選手にガイナーズはやられた印象だ。得点機での一本が出ない敗戦が多かった。走攻守で成長できるよう練習に励みたい。

 愛媛・河原監督 前期は徳島の粘り強さに負けた。投打ともバランスの取れたチームだったと思う。この悔しい思いを忘れず中断期間にしっかりと練習を積み、後期優勝に向けて臨む。