生前のオーフレットさん(左)。トロムソで環境保全活動に取り組んでいた(北極探検クルーズ運営者協会提供)

 3月にエチオピア航空機墜落事故で亡くなった鳴門市のフランス人元外国語指導助手(ALT)サラ・オーフレットさん(34)を追悼しようと、徳島県内の友人らが16日、鳴門市瀬戸町島田島の田尻浜で清掃活動を行う。オーフレットさんは鳴門滞在中にごみで埋もれた田尻浜の清掃に取り組み、離任後もノルウェー・トロムソで環境保全活動に関わっていた。誕生日の16日に、遺志を継ぐ世界中の友人らが約40カ所で一斉清掃を行う。

 オーフレットさんは3月10日、国連環境総会に出席するためケニア・ナイロビに向かう途中で事故に遭った。すぐに会員制交流サイト「フェイスブック」に追悼ページがアップされ、世界中の知人がメッセージや思い出の写真を投稿。トロムソでの海洋ごみをなくす活動も紹介され、誕生日に世界各地で清掃する企画「クリーン・アップ・フォー・サラ(サラのために清掃をしよう)」が立ち上がった。

 2007年から3年過ごした県内でも賛同の声が上がり、交流のあった元英語教諭の石川五重さん(48)=板野町=と元ALTのエマ・パーソンズさん(40)=石井町=が海岸清掃を企画。地元の島田地区自治振興会などに協力を求め、ごみを集めることにした。当時の教え子や友人ら50人以上が参加する予定だ。

 オーフレットさんは08年に一人で田尻浜の清掃を始め、住民らに協力の輪が広がった。離任後、ALT派遣団体に「鳴門で学んだ経験が私の人生を変え、今いるトロムソにも良い影響を与えている」と手記を寄せていた。

 石川さんとパーソンズさんは「清掃を通じて生前のサラの活動を知ってもらい、環境保護への理解を深めるきっかけにしてほしい」と話している。

 清掃は午前8時から。参加希望者は事前連絡が必要。問い合わせはメール<narutocleanup4sarah@gmail.com>。