徳島県高校総体の男子バスケットボールで海部が2連覇を達成した。前身の海南高校時代には全国総体(インターハイ)で優勝したことのある名門校だ。
 
 海部高校は2004年、海部郡内の海南、日和佐、宍喰商業が統合して誕生した。15年がたち、すっかり海部高校の名前も定着しているが、年配の人の中には、バスケットボール部といえば「海南高校」というイメージを今なお持つ人もいるのではないか。

 海南高校はバスケットボールの強豪として知られ、1966年から15年間にわたり、県内では無敵の267連勝を記録している。67年にはインターハイで全国優勝し、中心メンバーだった杣友選手は72年のミュンヘン五輪に日本代表として出場した。

 バスケット部ではないが、プロゴルファーの尾崎3兄弟や、元阪急ブレーブス監督の上田利治さん、ボクシング元世界チャンピオンの川島郭志さんらも海南高校出身。尾崎将司選手が野球部だった時代は、選抜高校野球大会で全国優勝を果たすなど、スポーツ界に多数の人材を輩出している。

 海部郡は少子化が急速に進んでいる。郡内で唯一の高校になった海部高校も近年は定員確保に苦戦しているようだ。そんな中にあって、バスケットボール部の活躍は地域にとって大きな希望になっているのは間違いない。スポーツには、力がある。ぜひインターハイでも活躍してほしい。(卓)