KEiさん

 阿南市在住のシンガー・ソングライターKEi(ケイ)さん(25)が、新元号「令和」の出典になった万葉集を引用した曲「言ノ葉(ことのは)」を作った。「VocaRise(ボーカライズ)」の歌手名で音楽配信サイト「iTunes」などで配信。ミュージックビデオ(MV)を動画投稿サイト「ユーチューブ」で無料公開している。

 KEiさんが作曲。出典の「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」の序文のほかに、額田王の「あかねさす紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」、大海人皇子の「紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆえに 我恋ひめやも」の和歌2首を引用して作詞した。

 和歌もJ―POPも喜びや悲しみを伝える手段との思いを込めた。しの笛や大太鼓などの和楽器を取り入れ、ミドルテンポのJ―POPに仕上げた。

 MVは映像作家阿井慶太さん(49)、冒険漫画「ヒノマル」を手掛けた漫画家大東優也さん(26)=いずれも阿南市在住=が制作。梅の花が咲き乱れる中で、額田王と大海人皇子が歌を詠むアニメ映像を仕上げた。

 配信料は250円。KEiさんは「万葉集のように、未来に受け継がれる曲になってほしい」と話している。