米田代表理事に寄付金を渡す坂東院長(右)=徳島新聞社

 徳島新聞社会文化事業団は、母子家庭を対象にした奨学金制度「坂東ハート奨学金」を創設した。来春、県内外の大学や専門学校に進学する2人に各50万円を支給する。

 県内で5年以上住民登録している母子家庭で、高校卒業見込み者か今春卒業した人らが対象。毎年度募集して作文と面接などで2人を選考し、入学支度金50万円を支給する。返還の必要はない。

 坂東ハートクリニック(徳島市)の坂東正章院長(66)が、母子家庭で育った経験から事業団に制度を提案した。奨学金の原資は坂東院長の寄付金を充てる。

 坂東院長は5日、徳島新聞社を訪れ、事業団の米田豊彦代表理事に本年度分の100万円を渡した。坂東院長は「母の苦労をずっと見てきて、母子家庭の支援を考えていた。金銭的な理由で夢や進学を諦めなくていいように少しでも手助けしたい」と話した。

 申し込みは30日まで。問い合わせは事業団<電088(655)7365>。