木村九段

 将棋の第60期王位戦(徳島新聞社など主催)の挑戦者決定戦が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、午後8時15分、後手番の木村一基九段(45)が136手で羽生善治九段(48)を破り、豊島将之王位(29)=名人、棋聖=への挑戦権を得た。

 木村九段の王位挑戦は第50期、第55期、第57期に続いて今回で4度目。奪取すれば初タイトルとなる。七番勝負は7月3、4日、名古屋市で開幕する。徳島対局は8月27、28日の第5局。

 羽生九段のタイトル獲得通算100期をかけた挑戦は、持ち越しとなった。

 木村九段は1973年、千葉県四街道市生まれ。故佐瀬勇次名誉九段に入門し、97年プロ入り(四段)。2005年、竜王戦でタイトル初挑戦。08年には王座、09年には棋聖に、それぞれ挑んだ。11年、朝日杯将棋オープン戦で優勝。17年、九段昇段。19年、順位戦でA級に復帰。