美波町の大浜海岸に今年初めて上陸し、産卵したアカウミガメ=11日午後10時40分ごろ、同町日和佐浦

 アカウミガメの産卵地として国天然記念物に指定されている美波町日和佐浦の大浜海岸で11日、今年初めてアカウミガメが上陸し、産卵した。大浜海岸での産卵は2年ぶり。

 ウミガメは甲羅の長さ85センチ、幅65センチの大型。午後9時15分ごろ、町ウミガメ保護監視員が上陸しているのを見つけた。海岸線から約30メートルの砂浜に穴を掘り、午後10時14分ごろ産卵を始めた。監視員や日和佐うみがめ博物館カレッタの職員が見守る中、30分ほどで約120個の卵を産み落とした。

 識別タグによると、大浜海岸に過去8回上陸し、5回産卵した個体とみられる。8月上旬にふ化する見込み。

 昨年、大浜海岸に上陸したウミガメは1匹で、産卵はゼロだった。約20年間監視員を務める坂口亮さん(83)は「昨年は産卵がなかったので心配していた。安心した」と話した。