自身が作った陶板の前に立つ森社長=東京・九段北の靖国神社

 靖国神社(東京)は12日、創立150年記念事業として、全国47都道府県の陶工が制作した「さくら陶板」を境内に設置した。徳島県は大谷焼窯元・森陶器(鳴門市)の森行雄社長(60)が制作した。

 陶板は靖国神社の象徴ともいえる桜の花弁をモチーフに、各地の陶工が地元の土を使って焼き上げた。森社長は大谷焼に使う土に「鉄砂」という釉薬を施し、5枚の花弁をかたどった。円形の枠(直径65センチ)に収められている。

 靖国神社で陶板の完成記念式典があり、出席した森社長は「母方の祖父が第2次大戦で戦死した。日本人として平和と鎮魂の思いを込めて作った。靖国神社に納められて感謝している」と話した。