徳島県は6日、2016年度の県スポーツ賞の受賞者を発表した。国際大会入賞者と全国大会優勝者を対象にしたグランプリ賞には、リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した藍住町出身の松友美佐紀(日本ユニシス)ら5人を選出した。表彰式は20日に県庁で行われる。
松友はシニアの部で選ばれた。障がい者スポーツの部は藤本聰(徳島視覚支援学校実習助手)、ジュニアはサーフィンの鳥潟一太(宍喰小6年)、ユースはライフル射撃の堀之内愛(小松島西高勝浦1年)、マスターズは陸上の藤本昇(徳島マスターズ)が受賞した。
藤本聰はリオデジャネイロパラリンピック柔道男子66キロ級で銅メダルに輝いた。鳥潟は全日本級別サーフィン選手権で優勝。堀之内は全国高校選手権の女子ビームライフルで優勝したほか、岩手国体の少年女子ビームライフルで4位入賞し、予選時に日本記録を樹立した。藤本昇は全日本マスターズ選手権W80クラスの砲丸投げと円盤投げを制した。
受賞回数は藤本聰と藤本昇がいずれも3度目で、松友が2度目。鳥潟、堀之内は初めて。
日本代表として国際大会に初出場した選手を対象としたドリーム賞には8人が選ばれた。
受賞者はバスケットボールの西田優大(福岡大大濠高3年、海陽町出身)、陸上の緒方美咲(松山大2年、徳島市出身)、ソフトボールの松尾舞輝(ジェイテクト)、サーフィンの黒川楓海都(海部高3年)、ローラースポーツの滝川真佳(川内南小6年)岡山奏美(徳島文理高2年)松岡麻衣(上八万小5年)沢田美侑(北島中1年)。
西田はアジアU-18(18歳以下)男子選手権、緒方はアジアジュニア選手権の女子5000メートル、松尾は世界男子ジュニア選手権、黒川はワールドジュニアチャンピオンシップ、滝川、岡山、松岡、沢田の4人はアジアローラースポーツ選手権に出場した。
県スポーツ賞は2008年に創設。グランプリの選手名は鳴門ポカリスエットスタジアムにあるグランプリボードに掲示される。