写真を拡大 襲名披露公演で「禁酒関所」を披露した桂小文枝さん=鳴門市文化会館

 上方落語家の桂きん枝改め四代目桂小文枝さんが15日、鳴門市文化会館で襲名披露公演を行った。約800人のファンが訪れ、軽妙な話芸を楽しんだ。

 小文枝さんが襲名披露公演の演目に選んだのは、上方落語の代表的な噺(はなし)である「禁酒関所」。藩主が禁酒令を出した城下で、酒が持ち込まないよう取り締まる関所の役人と、注文の酒を届けようとする酒屋との攻防を描いている。

 酒を別の品物に隠したり、新商品と偽ったりして関所に持ち込む場面では、役人が検品するために酒を飲む姿や、全て飲み干して酔っぱらった様子などを臨場感たっぷりに熱演。会場は、何度も爆笑の渦に包まれていた。

 公演には、兄弟子の六代目文枝さん、月亭八方さん、柳家花緑さんら5人が出演。小文枝さんの人柄などを紹介しながら、口上や演目を披露した。

 初めて生の落語を見たという阿波市阿波町の谷口陽子さん(65)は「昔からテレビでよく見ている、きん枝さんの襲名披露なので来た。とても親しみやすく面白かった」と笑顔だった。