商店街に人を呼び込む取り組みについて話す黒田さん(左奥)=徳島大常三島キャンパス

 地域での起業を支援する「まちしごとファクトリー」(徳島大、県信用保証協会、徳島新聞社主催)の本年度初のセミナーが15日、徳島市の徳島大常三島キャンパスであった。油津商店街(宮崎県日南市)の活性化を進める会社「油津応援団」の黒田泰裕代表取締役(66)が講演し、社会人や学生52人が起業への関心を深めた。

 黒田さんは、シャッター街だった商店街に再び人が集まるまでの取り組みを説明。仲間との共同出資で応援団を立ち上げて、カフェや多世代交流施設を開いたり、交流施設近くの屋台村で若者の創業を支援している事例を紹介した。「多くの人が活躍できる創業環境を整え、商店街を訪れる人や交流人口が増えてきた」と述べた。

 認定NPO法人グリーンバレー(神山町)の竹内和啓事務局長ら4人が加わったトークセッションもあった。地域に若者を呼び込むポイントなどについて意見を交わした。

 カフェ開業を目指す中川有彩さん(25)=石井町浦庄、アルバイト=は「油津のようなコミュニティーが生まれ、地域の活性化につながるような店を目指したい」と話した。