15日の徳島県内は、前線を伴った低気圧の影響で南部を中心に激しい雨が降った。徳島地方気象台は、5月29日に大雨・洪水警戒レベル(5段階)の運用を始めて以降、初めて「レベル4」に相当する土砂災害警戒情報を吉野川市など8市町村に発表。佐那河内村は一時全世帯に避難勧告を出した。阿波市など3市では延べ約1400戸が停電。道路や鉄道、空の便にも影響が出た。

 気象台によると、降り始めの14日午前5時から15日午後4時までの雨量は那賀町で190・5ミリ、上勝町福原旭で164・5ミリ、海陽町で109・0ミリなど。佐那河内村は午後2時20分に全941世帯2325人に避難勧告を出し、1時間後に解除した。村によると、避難者はいなかった。

 四国電力によると、落雷により阿波市で延べ約1200戸、小松島、阿南両市では計約200戸が一時停電した。

 国道、県道計5路線8カ所で一時全面通行止めとなったほか、各地で道路の冠水が相次いだ。勝浦町坂本の県道16号は落石や倒木のため通行止めが続いている。

 JR高徳線の三本松―板野駅間で特急、普通列車上下14本が運休したほか、普通列車上下3本が最大約2時間10分遅れ、約500人に影響が出た。

 空の便では、全日空と日本航空の東京線上下5便が、最大約1時間20分遅れた。