徳島市の国府支援学校で17日、地域住民を招いた防災研修会(PTA主催)があった。中学部の1、3年生48人と保護者、住民ら計約100人が、避難生活の中でストレス解消に役立つとされるヨガを体験した。
兵庫県川西市のインストラクター冨田あかりさん(43)が「疲れを吐き出すイメージでゆっくりと息を吐こう」と指導。参加者は背筋や腕を伸ばしたり、片足で立って両手を上げてバランスを取ったりした。
3年の女子生徒(15)は「気持ちがすっきりした」。国府地区自主防災連合会の戸井田龍行会長(76)=同市国府町府中=は「子どもらと楽しい時間を過ごせた」と話した。
支援学校には県内18市町村の小中高生287人が在籍。PTAは学校が2017年度、市の指定避難所になったのを機に、地域住民に親しみを持ってもらい、円滑な避難生活につなげようと、18年度から研修会を開いている。