大阪府吹田市で警察官が刺され拳銃が奪われた事件を受けて交番の安全対策が問われる中、徳島県警は4月から交番での1人勤務を解消し、複数で職務に当たっている。駐在所を統合して24時間体制の交番に置き換える再編計画の一環ではあるものの、複数勤務体制を整えたことで事件事故への対応力に加え、警察官の安全確保にもつながっている。

 県警は4月、警察官3人が交代で1人ずつ勤務していた徳島市の大原町交番を、近隣にある津田町交番に統合した。これに伴い、交番勤務員は6人から9人に増え、3交代で3人ずつ勤務できるようになった。大原町交番の他にも、昨年度は警察学校への入校などで1人勤務になる時間ができる交番が複数あった。県警は、本年度の人事異動で交番勤務員を10人以上増やし、常時2~6人程度で勤務できるようにしている。

 交番勤務員には、やむを得ない場合を除いて1人で出動しないよう指導しているほか、防刃チョッキも常時着用させている。

 拳銃が抜かれにくいよう改良を加えた新型ホルスター(拳銃入れ)はまだ使用していない。警察庁が各都道府県警に順次導入しており、今後配備される予定という。