三井物産が、オーストラリアの乳牛約千頭を5千キロほど離れたインドネシアに空輸し、乳製品を製造販売する大掛かりな事業を進めている。インドネシアの牧場で飼育し、生産から加工まで一括管理。食の西洋化が進展する東南アジアでは鮮度の良い乳製品の消費増が見込まれており、9月には低温殺菌のチルド牛乳の販売に乗り出す。

 インドネシアでは乳製品の市場が拡大する一方、温暖な気候のため酪農の適地が限られ冷蔵食品の物流網が十分に整備されておらず、高温で殺菌処理され常温保管が可能な牛乳や輸入粉乳が主流となっている。