海陽町選挙管理委員会は7月21日投開票が有力視される参院選で、ワゴン車を使った移動式の期日前投票所を導入する。投票所が廃止された山間部の樫木屋地区に設け、地区外の投票所に足を運ぶのが難しい高齢者らに対応する。県選管によると、三好市に続き2例目。海部高校にも設置し、18歳の有権者に投票を啓発する。

 樫木屋地区は有権者10人(6月1日時点)のうち9人が60歳以上。立会人の確保が難しくなり、2013年7月の参院選から投票所を廃止した。有権者は車で約20分かけて、約10キロ離れた小川集落センターで投票していた。

 移動式期日前投票所は、7月12日午前9~11時に樫木屋集会所、午後1~3時に海部高に設ける予定。ワゴン車の周辺に記載台や投票箱を設置して一票を投じてもらう。海部高では生徒と教職員しか投票できない。

 一方、町内の有権者は今夏の参院選から、3カ所あるいずれの期日前投票所でも投票できるようになる。これまでは二重投票を防ぐため、町選管が指定した場所でしか投票できなかった。町が184万円をかけてシステムを改修した。