(左)歯並びを気にしていた整形前(右)整形後の加藤さん(写真・本人提供)

 大手美容外科・湘南美容クリニックが主催する公開美容整形オーディション『整形シンデレラ』。合宿審査に合格すると無料で美容整形を受けられることや、ファイナリストになるとガールズアワードに出演できることが確約されている。なぜ、彼女たちは整形したいのか?なぜ、あえて公開のオーディションを受けるのか?「ずっとモデルになりたかったけど、容姿がコンプレックスでオーディションすら受けられなかった」というファイナリストの加藤叶華さん(20歳)にインタビューした。

【写真】整形前は「マスク」が手放せなかった

■街中で知らない人から急に「おい、ブス」

――加藤さんはなぜ整形シンデレラを受けようと思ったんですか?

【加藤叶華】中学生の頃から自分の顔が嫌だったことがきっかけです。特に1番のコンプレックスが「歯並び」で、授業中もずっとマスクをしていたし、人とも目も合わせられませんでした。歯科矯正も考えたんですが、母親に金銭的負担や迷惑をかけてしまうので、言えずにいて。それから時間が経って、テレビで放映していた「整形シンデレラ」の番組を観て「自分が変わるところはここだな」と直感的に思い、応募しました。

――整形を隠す人もまだたくさんいる中で、顔出しで参加することに抵抗はありませんでしたか?

【加藤叶華】「変わりたい」という思いが強すぎて、そこを気にすることはなかったです。

――周囲の人には受けることを伝えていましたか?

【加藤叶華】親に伝えたら「そんなに整形が必要なの?」「そこまでコンプレックスを直したかったの?」と驚いていましたが、自分の気持ちをしっかりと話して、今では応援してくれています。バイト先の人もみんな応援してくれて嬉しかったです。

――プロフィールには「顔が魚顔で大きく、歯並びが悪い」と書いてありますが……それまで周囲から指摘されたことはあったんですか?

【加藤叶華】街中で知らない人から急に「おい、ブス」って言われたり、周りからからかわれたりしたことがあります。あと、授業中は歯並びを気にしてずっとマスクを付けていて、給食のときに「こんな歯並びしてたんだ」って言われて、それで余計に気になってしまったこともありました。

――そんなことが……!整形してからは周りの反応は変わりましたか?

【加藤叶華】飲み会に誘われることが増えました。「綺麗になったね」と言われることも増えたし、それ以上に「明るくなった」や「人と目を合わせて話すようになった」って、内面的なことを言われるのが1番多いです。

■「いまは友人が欲しい」整形してから人と関われることができた 

――整形をしていく中で辛かったことはなんですか?

【加藤叶華】ダウンタイムが想像以上に辛くて……。朝起きて鏡で顔をみるたびに、腫れているし、血も出ていたので、理想の顔に近付いている気がしなくて、正直「これでいいのかな」って心配や不安が大きかったです。

――逆に今回応募して良かった理由は何ですか?

【加藤叶華】単に無料で美容整形できるだけじゃなくて、整形にまつわるドクターの講義、ウォーキングのレッスンがあったりと、普通に暮らしているだけでは味わえない経験ができたことです。それに、もし自力で稼いだお金で整形していたら、内面的に変わることができなかったんじゃないかなと思います。

――具体的にどこが変われたと思いますか?

【加藤叶華】モデルのオーディションを積極的に受けに行くことができました。元々モデルが夢だったんですが、容姿のコンプレックスでこれまで1度も受けてきませんでした。すでに『GirlsAward』に出演してウォーキングはしましたが、ここで終わらせたくないです。あとは……もっと友達が欲しい(笑)。今まで人と関わりすら持てなかったので、色々な人と話して楽しく過ごしたいです。

――単刀直入に聞きますが、今の自分は好きですか。

【加藤叶華】はい、好きです。今までは大嫌いだったんですが(笑)。

――よかったです、前向きになれて。今ちょうど次の整形シンデレラの応募が開始していますが、応募しようか悩んでいる人にひと言あればお願いします。

【加藤叶華】私は外見だけでなく内面も変わって自信がつき、自分を好きになれました。夢にも挑戦しようと改めて思えたので、美容整形はマイナスなことでなく「自分を変える1つの手段」として考えてもいいと思います。もちろん他にも変わる方法は色々あるし、整形自体リスクもあるので、絶対にオススメはできません。ちゃんと自分で調べてからやるべきです。ただ、自分はこんなに変われたんだよってことは、色々な人に知ってもらいたいです。

取材・文/橋本咲 写真/You Ishii


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