今夏の徳島市の阿波踊りをPRするポスター

 徳島市の阿波踊りで今夏から試験導入するとしていた4有料演舞場(自由席)を自由に行き来できるリストバンド型フリーパスが、8月15日の第2部(午後8時半~10時半)を対象に40席限定で売り出されることが21日、踊り運営の実務を担う民間3社共同事業体への取材で分かった。

 料金は前売り1900円、当日2100円。全ての演舞場の自由席にあらかじめ40席分の空席を作っておき、購入者が一斉に一つの演舞場に集中しても混乱が起こらないよう配慮している。

 7月17日から専用サイト「阿波おどりチケットセンター」のホームページでのみ購入できる。先着順。

 チケットの優待特典 対象21施設を発表

 徳島市の阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会は21日、全ての踊りチケットに初めて付与される優待特典と対象施設を発表した。8月10~18日にチケットを提示すると、県内の観光施設など21施設で入場料が割引されたり、プレゼントが贈られたりする。

 徳島市の阿波おどり会館では踊り公演やミュージアムの入場料、眉山ロープウェイでは乗車料がそれぞれ2割引きとなる。鳴門市の展望施設「渦の道」ではポストカード、松茂町の月見ケ丘海浜公園ではバッジがそれぞれプレゼントされる。

 詳細な特典や対象施設は、踊りの公式ホームページで近く公表される。


 団体客向けチケット販売、昨年比369枚増

 徳島市の阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会と、運営の実務を担う民間3社共同事業体との協議が21日、市中央公民館であり、5月末から旅行会社などに先行販売したチケットの売り上げ状況が報告された。

 それによると、事業体が5月31日~6月6日に団体客用に販売したチケット枚数は、昨夏比で369枚増の計1万5217枚。これは約12万枚の総チケット枚数の1割強に当たる。

 事業体の総責任者の前田三郎氏(キョードー東京取締役兼キョードーファクトリー社長)は報道陣の取材に対し「全てのチケットを売り切ることを目標にしている。広報態勢をさらに強化し、一人でも多くの人に踊りを見てもらえるよう努力する」と話した。

 協議では、指定された演舞場以外での大規模な演舞を禁じることなどを記した踊り連の順守事項や、落雷や大地震発生時の安全マニュアルを実行委が作ったことも報告された。